人生は、楽しいストーリーにしたもの勝ちだ

レベル1から始める人生劇場、行きまーす!

魅力的な文章は、モツ大盛りで

私が通い始めた天狼院ライティング・ゼミには『メディアグランプリ』というコンテストがある。

 

受講生が週に一回テーマ自由の文章を投稿する

   ↓

予選を突破した作品が天狼院のページにアップされる

(予選突破条件は公開されている)

   ↓

PV数によってポイントが加算される

   ↓

ポイントによってランキングが決まる

 

という、割と容赦ないコンテストだ。

参加者はライティング・ゼミ受講生に卒業生、天狼院書店のスタッフ、店長の三浦さんまで入り乱れている。

 

投稿者ごとのカテゴリ分けはなし。全員が同条件。

テーマは自由。文体も自由。文字制限もなし。

本選に進んだ文章の審査は読者、判定基準はPVのみ。

 

おっそろしいほど公平。

参加者全員で全力をぶつけ合う、開かれたバトルフィールド

 

これを求めてたのよ私は!!

 

ライティング・ゼミに入った理由の4割ぐらいは、ここへの参加権を得るため。

 

放っておけば何もしないぐうたら怠け者、だが負けず嫌いで逆転劇大好きな私としては、このメディアグランプリはまさに『求めていた場所』。

 

……

 

他の人の作品からあふれる魅力を前に、絶望するところまで含めて。

 

ライティング・ゼミに集まっている人は全員がプロ志望というわけではない。むしろ自己紹介で『文章を書くのが苦手で、書けるようになりたくて来ました』って人が多い。

 

にもかかわらず

 

私の文章と、彼らの文章。

どう見ても、彼らの文章の方が生き生きしているように見えた。

 

いいなぁ。

あの文章の魅力、私も出せるようになりたいなぁ。

 

 彼ら彼女らの文章と、私の文章、何が違うんだろう?

 

……

 

浮かんできた単語は

 

『モツ煮』。

 トリッパでもいい。

 

モツ煮の材料はモツ。普段は皮に包まれているもの。人間なら皮(皮膚)の上にさらに服を着込んだりメイクしたり、とにかく『普段は存在さえ見せないでいるもの』。

私の内側にあって、私を突き動かしているもの。

 

読んでいて、「あ、いいな」と思った文章のほとんどは

この『モツ』を扱っていた。

モツを煮込んで味付けしていた。

 

テクニックで外面をどうにかするなんて発想はない(テクニック知らないし)

書きたいもの、書けるものを探していったら、モツに行き当たった、だからモツを使ってみた……そんな文章があふれていた。

 

それは、私が今までいた世界、

テクニックの力で最大化を図る世界とはまったく違っていた。

 

もちろん、コピーライティングの世界も

テクニックだけでどうにかなるほど簡単な場所じゃない。

ただ、伝えるためにどうテクニックを使うかという発想はある。

 

ライティング・ゼミの投稿作品は

その前提がない。生のままだ。

火が通ってないホルモン焼きみたいになってる人もいるし

お酒をがぶ飲みしたくなるような味わい深いモツ煮になってる人もいるし、色々なんだけど

とにかく

『このモツを、どう料理するか』

誰もがそれを考えていた。

 

私はというと

『このモツを、どう飾り付けるか』

そればっかり考えていたように思う。

手癖のように飾り、いつしか飾ることに全力投球するようになっていた私の文。

 

そっか。

私の『皮』は、そこにあるのか。

 

モツ、掘り出してみようじゃないか。